成果が出るホームページ改善のポイントと具体的な施策20選

執筆者:牧野健人
成果が出るホームページ改善の施策20選

ホームページを改善して成果を伸ばしたい方に向けて、改善のための4つのポイントと、具体的な施策20個を解説します。

この記事を読むことで、ホームページを通じたサービスの販売やお問い合わせの獲得を伸ばすために必要なことを理解できます

ホームページ改善の4つのポイント

ホームページを改善する上で重要になるポイントは下記の4つです。

「購買に結びつきやすいアクセス」を集める

いかに良いホームページがあっても、誰にも見られていなければ意味がありません。そのため、アクセスを集める力を高めることは、ホームページ改善の大前提になります。

そして、アクセスを集める力には2つの側面があります。

この2つはいずれも重要ですが、基本的には質を優先すべきです。なぜなら、ニーズが顕在化していない層が購買に至る可能性は、たとえアクセスの分母が大きくてもまかなえないくらいに低くなる場合が多いからです。

「アクセスの質」を具体例で考えると?

例えば、あなたのホームページが英会話教室への集客(相談申し込み)を目的としていたとします。

この場合、「すでに英会話教室に通おうとしていて、探し始めている層」だと、具体的な手段に対するニーズがすでに顕在化しているため、購買に結びつく可能性がかなり高いです。この層に属する人がホームページを訪れてくれれば、およそ1~3%程の割合で相談申し込みに至るでしょう。

このような「手段顕在層」が検索をするときに使うワードの例としては、「英会話教室 東京」「英会話教室 料金」などが挙げられます。

次に、「英会話の力を上げたいと考えているけれど、そのための手段として教室に通うことはまだ具体的に検討していない層」の場合、「英会話教室」というカテゴリへの意欲を高める(オンライン英会話や留学よりも教室がよいと思ってもらう)必要があるため、ややハードルは高くなります

しかし、英会話力を上げたいという部分のニーズがすでにあるため、購買にはつながるでしょう。0.1~1%程が目安になると思います。

このような「ニーズ顕在層」が検索をするときに使うワードの例としては、「英会話 勉強法」「英会話教室 学習 おすすめ」などが挙げられます。

次に、「そもそも英会話力を上げたいとすら思っていない層」だとどうなるでしょうか。

この場合、英会話力を上げること自体への意欲を高める必要があるので、かなり難易度が上がります。それに成功したとしても、続いて「英会話教室」という手段の利点を口説く必要があります。さらに、数ある英会話教室の中での比較にも勝たないといけません。

それらを経て最終的にあなたが運営する英会話教室の相談申し込みにつながる割合は0.1%を切る可能性が高いです。

つまり、ニーズが顕在的になっていない層からのアクセスをたくさん集めても成果には結びつきづらく、逆に、ニーズが顕在的なユーザーのアクセスを集めることができれば、たとえアクセスの母数がそれほど多くなくとも、成果発生を期待できます

「ニーズが顕在化していて購買に結びつきやすいアクセス」を集めるためには、広告・SNS・Youtubeなど様々な方法がありますが、ホームページの中で行える施策としてはSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)があります。

SEOは、Google や Yahoo! などの検索エンジンで自社に関連があるワードによる検索がされた際に、自社のサイトが上位に表示されやすくするための施策のことです。

〇〇 地名」「〇〇 料金」「〇〇 安い」「〇〇 購入」などの「手段顕在層が用いるワード」で検索されたときにホームページが上位に出てくれば相談申し込みにつながる可能性が高いので、SEOを実施してそれを狙っていくことが有効です。

ただし、成果に結びつきやすいということは他社も同様に狙っているということなので、上位表示させる難易度は高い傾向があります。

そのような中で上位を狙っていくための手法やあなたのサイトにおける具体的な改善点を洗い出したい場合は、弊社リラクスまでお問い合わせください

「閲覧」をしっかりしてもらえるように工夫する

ホームページにアクセスしてもらった後に必要なことは、そのページをしっかり閲覧してもらうことです。

せっかく訪問してもらっても、一目見て、「見づらい」「有用なことは書いていなさそう」と思われてすぐに離脱されてしまったら、成果には結びつきません。

そうならないように、「このページには、求めていた情報がわかりやすく書いてある」と感じてもらうための工夫が必要です。

その具体的な施策については、「閲覧を強化するための改善策」の章で解説しています。

目的のページに「誘導」を促す

訪問の入口になったページをしっかり見てもらえたら、その次に「目的のページに誘導する」ことが重要です。

例えば入り口ページが自社ブログだったら、次は自社のサービスについてのページに誘導して、サービスの内容やメリットをしっかり伝えることが考えられます。

あるいは、入口ページがすでにサービス紹介ページであれば、実際に購買に結びつくようにフォーム等に誘導することが重要です。

このように、ページによって最適な誘導先は変わりますが、いずれにせよサイト訪問者がスムーズに次のページに移動できるように工夫すべき点はいくつもあります。

その具体的な内容は「誘導率を強化するための改善策」の章で解説しています。

最終的な「成果」につなげる

ニーズを持った人がホームページに訪れ、その内容に魅力を感じたとしても、最終的な「成果」(購買やお問い合わせなど、ホームページにおけるゴール地点)に至らなければ売上・利益には結びつきません。

つまり、フォーム送信や電話架電などの最終アクションをいかに促すかがホームページ改善の重要なポイントになります。

そのための具体的な施策は「成果率を強化するための改善策」の章で解説しています。

ホームページの改善策20選

以下で、改善の4つのポイントに沿った実際の施策を合計20個解説します。

ホームページ改善の施策にはかなり多くの選択肢がありますが、ここでは、影響度が大きく、かつ実行に移しやすいものを選定しています

アクセスを強化するための改善策

アクセスを強化するための施策としては下記の5つをピックアップしました。

以下でそれぞれ解説します。

titleやh1にキーワードを配置する

Google があなたのホームページの内容を解釈する上で、titleやh1は影響度が高い要素です。そのため、これらに「検索での上位表示を狙うキーワード」を含めることは非常に重要です。

また、キーワードは文頭に近い位置に配置するのが望ましいです。検索結果に表示された際にキーワードがまず目に飛び込んでくるようになっていた方がクリック率が高くなりやすいですし、Google もより内容を理解しやすくなります。

titleやdescriptionをページごとに固有の内容にする

ホームページ内の各ページはそれぞれ固有の内容を持っているはずなので、titleやdescriptionもそれに合わせて固有のものをつけるべきです。

サイト全体で共通のものを適用してしまうと、上述の「titleやh1にキーワードを配置する」も結果的にできなくなり、SEOの観点でデメリットが大きいです。

以下の記事ではWordPressでdescriptionをページごとに設定する方法を解説しているので、必要に応じてご参照ください。

WordPressでmeta descriptionをページごとに設定する方法【プラグインあり/無し】

被リンクを増やす

他のサイトから貼られているリンクは、SEO上もっとも影響度の高い要因の一つです。

よほど競合性の低い領域でない限り、被リンクがまったく無い状態でホームページを検索上位に表示させることは難しいです。

被リンクを増やすには、下記のような施策が考えられます。

このうち「自社で保有している他のホームページからリンクを貼る」は即実施できると思いますので、ホームページ立ち上げ当初はここから取り組むのがよいでしょう。

特に対象がサービスサイトの場合は、コーポレートサイトからリンクを貼ることでサービスの運営元を明示することもでき、これ自体もSEOによい影響があります。

セキュリティ不足やページ内容の重複などの「マイナス点」を無くす

もしあなたのホームページのベースの部分にSEO上のマイナス要因が存在する場合は、せっかくプラス要因を積み重ねても十分に効果が発揮されない可能性があり、非常にもったいないです。

基本的なところとしては、下記の2点を確認するとよいでしょう。

SSLが有効になっているか

SSLは基本的なセキュリティ設定で、レンタルサーバーの管理画面から設定できます。有名どころのサーバーでの無料SSLの設定方法を以下で解説していますので、必要に応じてご参照ください。

URLが正規化されているか

次にURLの正規化についてですが、「同じ内容のページが複数のURLで存在している」という状態は、SEO評価が分散してしまう恐れがあります

これを避けるために、「このURLが正規のもの」という指定をしてあげることが必要です。方法は下記の2つです。

301リダイレクトについては、正規ではないURLから正規URLにアクセスを転送するという内容で、専門的な内容にはなりますが .htaccess というファイルに下記の記述をすることでサーバー側で転送設定をかけます。

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On

# http:// -> https://へリダイレクト
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

# 末尾の/無し -> 末尾の/あり
RewriteCond %{REQUEST_URI} !/$
RewriteCond %{REQUEST_URI} !\.[^/\.]+$
RewriteRule .* %{REQUEST_URI}/ [R=301,L]

# www.あり -> www.無しへリダイレクト(example.jpをあなたのホームページのドメインに変えてください)
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.jp
RewriteRule ^(.*)$ https://example.jp/$1 [R=301,L]
</IfModule>

www. ありのURLを正規扱いしたい場合は下記を使用してください。

# www.無し -> www.ありへリダイレクト(example.jpをあなたのホームページのドメインに変えてください)
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example\.jp
RewriteRule ^(.*)$ https://www.example.jp/$1 [R=301,L]

canonicalについては、類似したページがサイト内に複数ある場合、それらの<head>区間に下記のコードを記述することで正規URLがどれかを設定することができます。

<link rel="canonical" href="正規扱いのURL">

リダイレクトの場合は正規でないページへのアクセスは自動的に正規ページに転送されるので、非正規ページを見ることはできなくなりますが、canonicalについては非正規ページも残すことができます。

そのため、例えばABテストなどで「類似したページのどちらもユーザーが閲覧できる状態」にしたい場合はcanonicalを使いましょう。

取引型の検索ワードを狙う

ユーザーが検索する際に用いるワードには、そのユーザーの意図が反映されます。

その意図を元に、検索ワードを下記の4つに分類できるとされています。

  • Know query(情報型:情報を見つけたい)
  • Do query(取引型:購買など「行動」を起こしたい)
  • Website query(案内型:特定のサイトに行きたい)
  • Location query(エリア型:今いる場所の近くの情報を探したい)
Google General Guidelines

エリア型の Location query は店舗型のビジネスにのみ関係しますが、他の3つは業態にかかわらずワードとして存在します。

本記事の初めの方で「購買に結びつきやすいアクセス」を集めることの重要性を説明しましたが、Know query(以下、情報型ワード)、 Do query(以下、取引型ワード)、 Website query (以下、案内型ワード)の分類の中で言うと、購買に結びつきやすいのは取引型と案内型がです。

情報型ワードの場合はまだ情報収集段階で、具体的に商品やサービスを購入しようという意思は固まっていません。それに対して、取引型ワードはすでに取引をするつもりで検索を行なっている状態なので、成果に結びつきやすいです

また、案内型ワードは要するにあなたの会社名やサービス名による指名検索です。つまり、すでにあなたの会社やサービスの存在を知っており、その名前で検索してコーポレートサイトやサービスサイトに来ようとしている人なので、すでにモチベーションの醸成や商品理解などが進んでいる可能性が高く、取引型ワードよりもさらに成果に結びつきやすいです。

なおかつ、案内型ワードは基本的に特別な対策をせずとも検索上位に表示されるのが普通なので(名前が一般名詞や他社の名前と被っていたら出ない可能性もありますが)、対策ワードとしては対策型を狙っていくことが必要になります

ただし、「「購買に結びつきやすいアクセス」を集める」の章でも述べた通り、成果に結びつきやすいということは他社も同様に狙っているということなので、上位表示させる難易度は高い傾向があります。

そのような中で上位を狙っていくための手法やあなたのサイトにおける具体的な改善点を洗い出したい場合は、弊社リラクスまでお問い合わせください

閲覧を強化するための改善策

閲覧を強化するための施策としては下記の5つをピックアップしました。

以下でそれぞれ解説します。

ファーストビューに「具体的なアピール文言」と「関連性の高いビジュアル」を入れる

ファーストビュー(ページを開いた時に、スクロールせずに見える部分)でうまく訪問者に対してアピールできないと、その時点で多くの人が離脱してしまいます。「ページを見る」ということを始めてもらう上で、ファーストビューの第一印象は大きく影響します。

特にホームページの顔として重要なトップページのファーストビューには、抽象的なコピーではなく具体的なアピール文言を入れましょう。また、販売実績や満足度などを定量的に提示できると信頼獲得につながるので、ぜひ活用してください。

加えて、サービスの内容が一目でわかるように、関連性の高い画像を掲載することも重要です。文字を読むよりも視覚的に理解できた方が楽なので、ホームページに訪れた人の興味を喚起しやすくなります。

逆に、インパクトがあるからといってサービスに関係の無い赤ちゃんや動物のビジュアルを掲載するのは、特別な戦略が無い限り効果的ではないでしょう。

文字にメリハリをつける

ホームページを見る人は、一文字一文字じっくりと読むのではなく、目立っている部分をざっと拾い読みすることが多いです。小さめの文字で書かれた文はほとんど読まれないくらいに捉えておいた方がよいでしょう。

そのため、拾い読みでも大事なことが伝わるように、重要な部分は視覚的に目立たせる必要があります。文字を大きくしたり、色を変えたり、あしらいをつけたりするなどの手段が考えられます。

ビジュアル(図解・表など)による説明を取り入れる

上述のメリハリと似た観点ですが、ざっと見ただけでも内容が理解できるように、文字だけではなく図解や表などビジュアル要素による説明を取り入れることも効果的です。

特に、割合や構造などを表現する場合は文字で説明するよりもビジュアル化した方が圧倒的にわかりやすくなります。

また、長めのページだと、スクロールしても文字ばかりが出てくる場合それだけで飽きられてしまう恐れもあるので、絵に変化をつける点でも有効です。

ページ内ナビゲーションを設ける

ページが長い場合、下記のデメリットが発生します。

これを解消するために、ページ内ナビゲーションを実装することをおすすめします。

ページ内ナビゲーションを設けることで、(デメリットの裏返しですが)下記のメリットを得ることができます。

例えば今お読みいただいているこのブログのような記事型のページ場合、目次がページ内ナビゲーションに該当します。

記事型でないページの場合も、冒頭に目次を入れたり、ヘッダーにページ内で移動するナビゲーションを設置することは有効です。

訪問者の関心度を元にコンテンツの掲載順位や量を最適化する

ホームページに訪れた人がどのエリアにどれくらい関心を持っているかを分析できるヒートマップというジャンルのツールがあります。

これを使い、関心度が高いエリアはページの上部に、逆に低いエリアは下に移動あるいは削除することで、閲覧者のニーズに沿ったページにすることができます

また、関心度が高いエリアは上に移動するだけでなく内容を拡充することも有効です。

ヒートマップツールとしては例えば下記などがあります。

無料で使えるものとしては Clarity もありますが、アテンションを分析する機能が未実装です。クリックやスクロールなどの行動は計測できるため、簡易的な分析にはまずこちらを試してみることもおすすめです。

誘導を強化するための改善策

誘導を強化するための施策としては下記の5つをピックアップしました。

以下でそれぞれ解説します。

ヘッダーを追従させる

ほとんどのホームページで、ヘッダーにはグローバルナビゲーションが設置されています。

グローバルナビゲーションとは、ホームページ全体で共通して表示されるナビゲーションです。他のページに誘導するという点で非常に影響度高い要素になります。

その前提だと、画面をスクロールしても常にヘッダーが上部に追従する仕様にすることで、重要なナビゲーションがいつでも利用できる状態になるので、誘導性を高める観点で効果的です。

逆に、追従させないと、スクロールを開始したらグローバルナビゲーションを使えなくなるので、ホームページの中を回遊しづらくなります。

ヘッダーを追従させる上での注意点としては、ヘッダー領域を高くし過ぎないことが挙げられます。常に画面の上部に表示されるので、大き過ぎると邪魔に感じられてしまうためです。

ベースのヘッダーが大きいデザインの場合(2行になっているなど)は、追従時には小さくなるような工夫が必要です。

グローバルナビゲーションの項目を精査する

ホームページ全体で表示されるので、つい網羅的に項目を配置したくなるものですが、項目数が多くなると一目で内容を認識しづらくなり、結果的に誘導性が低くなる傾向があります。

また、「重要性が比較的低いページ」まで掲載してそちらに人が流れてしまうと、「重要性が高いページ」の閲覧数が減ってしまう恐れがあります。

そのため、グローバルナビゲーションの項目は勇気を出して「本当に誘導すべき重要性の高いページ」に絞ることが重要です。

本当に誘導すべき重要性の高いページ」がどれかという判断は、Google アナリティクスで「ページの価値」を見ることや、経由した場合にコンバージョン(購買や問い合わせなど、ホームページの成果地点)に至る割合が高いページを抽出することで行うことができます。

ナビゲーションに日本語を使う

ナビゲーションに英語を使うホームページは多いですが、日本語で書くべきです。

たしかに英語の方がかっこよくはあるのですが、直感的に理解できない場合もあり、デメリットの方が大きいです。

ページの文脈に沿った誘導を配置する

ページの文脈に沿った誘導を配置する

誘導したいページがあったとしても、それが文脈と無関係に提示されてしまうとクリック率は高くなりません。

例えば、ホームページ制作の費用相場について解説した記事から誘導をする場合、下記のどちらが良いでしょうか。

  1. 費用相場よりも安い価格でホームページを制作できるプランはこちら
  2. お問い合わせはこちら

2はページの文脈を無視してしまっていますが、1は「ホームページの制作費用について知りたい」と思っているユーザーの心理に合っていますし、今現在読んでいるページの文脈に沿っているので、1の方がクリックされる確率は高いでしょう。

追従型のボタンを実装する

ページの中の一部にボタンを配置するだけだと、そもそもボタンの位置まで辿りつかない可能性もあります。

それに対して、追従型のボタンであれば、常に画面の中に誘導を提示できるため、取りこぼしを最小化することができます

ホームページを見ている人の興味が引き上がったタイミングでいつでも誘導できることや、ボタンが提示されていることで「次のアクション」を想起できることなど利点が大きいので、ぜひ活用したい施策の一つです。

成果発生を強化するための改善策

成果発生を強化するための施策としては下記の5つをピックアップしました。

以下でそれぞれ解説します。

コンバージョンボタンに、ユーザーを後押しするような文言を添える

購買や問い合わせなどの「アクション」を起こすのは心理的なハードルが感じられる場合があるので、背中を押せる情報を提示してあげることが重要です。

例えば、「フォームに入力するのがめんどくさいな」という心理に対して、コンバージョンボタンに「1分で完了」などの文言を添えることで「短いフォームなんだな。それなら今やってしまうか」と後押しをすることが考えられます。

コンバージョンとは、「購買」や「問い合わせ」などホームページの成果地点のことです。そのため、コンバージョンボタンは、フォーム・電話・チャットなどに誘導するためのボタンを指します。

このような文言は「マイクロコピー」と言われ、小さな要素ですが成果へのインパクトは大きいです。

東証1部上場の通販大手「北の達人コーポレーション」では、ECサイトの商品購入画面に「お一人様2個まで」と添えただけで売上が1.5倍になったという事例があります。

たった8文字を追加しただけで売上が1.5倍になった施策がある。[. . .]商品の個数を選ぶプルダウンの側に「お一人様2個まで」と言う8文字を付け加えた[. . .]そうすると、購入者の約半数が2個買うようになったのだ。それまではほとんどの人は1個しか買わなかったのに。[. . .]

木下勝寿氏 Twitterアカウント

マイクロコピーには色々な型がありますが、使いやすいところとしては下記などがおすすめです。

コンバージョンボタンを視覚的に目立たせる

※ こちらは誘導に入れるか迷いましたが、最終的な成果に結びつけるという側面を重視して成果に入れました。

文字にメリハリをつける」の章でも説明した通り、ホームページを見る人はざっと拾い読みをする傾向があります。

それを踏まえると、成果につなげるために重要な要素である誘導ボタンのデザインは、全体をザッと流す中でも自然と目に飛び込んでくるような目立つものである必要があります。

視覚的に目立たせる手法としては下記などが挙げられます。

ハードルが低い成果地点を設ける

相談予約やお問い合わせといった行動はハードルが高いため、ホームページを見ている人が行動に踏み切れない場合があります。

そこで、資料請求などのハードルが低く「まだ申し込むかは決めてないけど、とりあえず資料をもらうか」と感じていただきやすい成果地点を設けることで、成果発生率を上げることができます

もちろん、具体的なお問い合わせなどと比べると、資料請求の方が購買意思が固まっていない状態なので、最終的な購買に至る確率は下がります。

そのため、資料請求を設置する場合は、ただ資料を送付するだけで終わらせるのではなく、例えばメールや電話でコミュニケーションを取りモチベーションを引き上げるなど、意欲醸成の取組も併せて実施することが必要です。

ターゲット層がアクションしやすい誘導先を設置する

問い合わせ窓口の形式として何が適しているかは、ターゲット層の属性や商材のタイプにより異なります。

例えば、60代以上の年代がターゲットならフォームよりも電話の方に慣れている人も多いですし、逆に20代がターゲットならチャットをメインにする選択肢もあります。

また、商材のタイプでいうと、日常的に利用する店舗の来店予約などはチャットで気軽に完結できると楽に感じる場合が多いですし、逆に高価だったり内容が複雑だったりする商品の場合は電話で密にコミュニケーションを取る方が安心だという場合が多いでしょう。

あなたのビジネスの顧客がどのような連絡経路を便利だと認識しているのかを調査して、それに沿ったものを設置することが効果的です。

フォームの利便性を上げ、離脱率を減らす

フォームまでたどり着いた人は、まさに行動を起こそうとしているという点で大事な存在です。

しかし、フォームの利便性が低いと、面倒になり途中離脱をしてしまう恐れがあります。

それを防ぐために、EFO(Entry Form Optimization:エントリーフォーム最適化)を施すことが重要です。

最適化の具体的な方法としては、例えば下記が挙げられます。

フォームの最適化、利便性向上については下記の記事で具体的な手法を30個解説しているので、ぜひご参照ください。

【チェックリスト】EFO対策ポイント30選【入力フォーム最適化】

ホームページ改善の注意点

ホームページの改善を図る上で注意が必要なのは、インパクトが大きい箇所から進めるという点です。

インパクトは下記の2つの観点から考えることがおすすめです。

  1. 閲覧が多いページ
  2. 成果に至るプロセスの中で重要なページ

閲覧が多いページ

まず「1. 閲覧が多いページ」についてですが、ホームページ内の閲覧は、各ページにおいて満遍なく発生するのではなく、比較的少数のページに偏ることが一般的です。例えば、数百ページあるホームページでも、1ページだけで全体の5 ~ 10%程の閲覧を生んでいるような場合もあります。

逆に言えば閲覧がかなり少ないページもあるはずで、そのようなページを改善しても、そもそもそこを見る人の数が少ないので、インパクトが小さくなってしまいます

「一見重要そうに見えても、実は見ている人が少なかった」というようなケースもあるので、改善対象のページを決める際は要注意です。

Google アナリティクスなどで閲覧数の多いページを確認してから改善を進めていきましょう。

成果に至るプロセスの中で重要なページ

次に「2. 成果に至るプロセスの中で重要なページ」について、たとえ閲覧数が少なくとも改善インパクトが大きいページも中にはあります。

例えばフォームがその筆頭です。フォームのページまでたどり着く人は全体からするとほんの一部ですが、購買の一歩手前まで来ているので、インパクトは大きいです。

仮に全体の閲覧が1万回で、その内フォームのページが100回しかなかったとしても、その100人の中で50人が送信完了する場合と20人しか完了しない場合とでは、最終的な成果の数が2倍以上異なります。

このように、成果に至るプロセスの中で必ず経由するようなページは、閲覧回数が少なくても優先度は高いです。

ホームページ改善にリニューアルは必要?

ホームページの改善というとリニューアルのイメージもあると思います。

ただ、どんな場合でもリニューアルが必要なわけではありません。

ホームページの土台が問題無い状態であれば、既存のページをベースに課題を洗い出して、そこを改善していくだけで十分なケースも多いです。

ではどのような場合にはリニューアルをした方がよいかという話になりますが、以下に当てはまるならば検討する価値があるでしょう。

ホームページ改善の事例

このブログを運用している株式会社リラクスではホームページの改善を専門としています。

その中の事例として、名証二部に上場している株式会社ヤガミ様のプロジェクトをご紹介します。

株式会社ヤガミ
クライアント 株式会社ヤガミ様(名証二部上場)
業種 専門商社(理科機器・救急機器等)
当社からの提供サービス Web集客改善
得られた成果 LP:お問い合わせ数が約1.6倍に増加。獲得単価は約2/3まで削減
サイト:9カ月でお問い合わせ数が約8倍に増加

ホームページの目的であるお問い合わせの獲得が1.6倍にまで増え、獲得に必要な広告費も2/3まで削減した事例です。

詳細は下記の事例記事にまとめています。

お問い合わせ数が約1.6倍に増加。獲得単価は約2/3まで削減(株式会社ヤガミ様)

まとめ:ホームページ改善のポイントと具体的な施策

本記事では以下について解説してきました。

あなたのホームページを改善する上でこの記事がお役に立てば幸いです。

「自社のホームページに即して、具体的な改善策を洗い出したい」「改善を実施したいけど、社内ではスキル不足」という方は当社リラクスまでお気軽にお問い合わせください。

今なら毎月数社限定で無料のホームページ診断も受付中です。

この記事の執筆者

牧野健人

牧野健人

株式会社リラクス 代表取締役。マーケティング領域におけるクリエイティブ改善を専門としながら、アクセス解析やSEOの知見、ならびにデザイン・コーディングのスキルを活かしクライアントの成果向上のための取り組みに尽力しています。