中小企業がSEOで問い合わせを増やすための5つの秘訣

著者:牧野健人

中小企業でもSEOを成功させて売上に貢献するホームページを実現することは可能です。

ただし、そのためには押さえなければならない要点が存在します。そこで本記事では、中小企業のSEOを成功させるための5つの重要ポイントを解説します。

「社内のメンバーで一所懸命に記事を書いたりしたものの、成果が上がらない…」「そもそもSEOをやるべきなのかわからない…」とお悩みの方はぜひご覧ください。

牧野健人

記事の著者牧野健人

株式会社リラクス 代表取締役。CRO・SEOを専門とし、デザイン・実装のスキルも活かしながら、クライアントの成果向上のための取組に尽力。
慶應義塾大学卒業後、行政機関を経て、デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて運用型広告のクリエイティブプランニングに従事。2019年にリラクスを創業。

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中小企業のSEOの前提

まず、中小企業がSEOをおこなう際の前提条件を整理します。

ドメインが強くない場合が多い

検索エンジンでの順位の決定要因は非常にさまざまですが、その中で主要なものの1つにドメインの強さがあります。

つまり、ホームページのドメインそのものがGoogleからどのように評価されているかが、個別のページの順位にも大きく影響します。

仮にまったく同じ内容のコンテンツであったとしても、ドメインが異なれば順位も大きく異なる可能性が高いのです。

ドメインの強さは主に下記のような変数によって評価されると考えられます。

これらの変数は、やはり人材や資本が潤沢かつ企業そのものの信頼性が極めて高い大企業の方が高めやすい傾向があるでしょう。

逆に言えば、中小企業がドメインを強くすることは(もちろん可能ではあるものの)比較的難易度が高いのです。

そのため、土台に対する評価の部分で大手と比べるとどうしても劣後したところからのスタートになることを念頭に置く必要があります。

人員・予算が限られている場合が多い

上述の「ドメインが強くない場合が多い」とも一部重複する論点ではありますが、中小企業だとやはり大手と比べると人員・予算が限られる場合が多いでしょう。

そのため、限られたリソースを本当に重要で優先度が高い施策に充てる必要があります。

「では、中小企業がSEOをする上で、何が重要で優先度が高いのか」を理解するのに必要な知見が、以下で解説する5つのポイントです。

中小企業がSEOで成功するための5つの重要ポイント

中小企業がSEOで成功するための重要ポイントを解説します。

競合性の低いキーワードを選定する

検索結果で上位表示する難易度は、狙うキーワードによって大きく異なります。

通常、売上に直結するキーワードはすでに多くの他社が対策しており、非常に競合性が高くなっていることが多いです。

それらのキーワードは難易度が高く、いかに良質なコンテンツを作成しても上位表示が困難である可能性があります。

そのため、すぐに思いつく範囲のキーワードではなく「成果に結びつく期待値は高いものの、競合性が高過ぎないもの」を調査してうまく選定することが重要になります。

「では、競合性の低いキーワードはどのように選定すればよいか」という疑問にお答えすると、下記の5点を押さえて各キーワードを評価することが重要になります。

この点の詳細はSEOのキーワード難易度を判定する手順で具体的に解説しているので、ご参照ください。

特に重要性の高いキーワードに絞って対策する

当然ながら、対策するキーワードが増えるほどやるべきことも多くなります。手を広げ過ぎると、それぞれの対策が中途半端になり結局すべてにおいて成果が出ないということもあり得ます。

そのため、重要なキーワード群の中から特に大事なものをまずは少数の範囲で選び、それらの対策を丁寧におこなうことが有効です。

重要性の基準は「競合性が低く(前述の競合性の低いキーワードを選定するをご参照ください)」かつ「上位を獲得できた場合にコンバージョン獲得が見込める」ものです。

もちろん理想的なキーワードを考える上では「検索ボリュームが大きい」も重要な基準ですが、コンバージョン獲得が見込めて検索ボリュームが大きいキーワードはほぼ間違い無く競合性が高いです。

そもそも上位を獲得できなければSEOによる成果は期待できないため、まずは競合性の方を重視し、サイト全体の評価が勝負できるレベルまで育った段階でボリュームを基準に加えるのがよいでしょう。

専門的なコンテンツを作成する

SEOには色々な取組の種類がありますが、サービスのターゲットが検索するであろうキーワードに沿った記事型のコンテンツを作成することは王道の施策の1つです。

この際に、一般論的な当たり障りの無いことを書くのではなく、自社の事業にまつわる知見を思いきり反映させた「自分たちだからこそ書ける記事」を作るべきです。

前提として、Googleは下記の頭文字を取ったE-E-A-Tをコンテンツ品質の重要な評価基準にしています

つまり、コンテンツは閲覧者にとって信頼に足るものでなければならず、そのためには、そのコンテンツが実際の経験や深い専門性、権威性などに支えられている必要があります。

その基準に則る上で、前述の通り御社がこれまでの事業経験の中で得た知見をコンテンツに反映させることが重要ですし、結果的にそれがページの閲覧者にとって価値のある情報になります。

以上を踏まえると、外注のライターや業者に丸投げすることは悪手と言えます。

可能であれば自社内で執筆するのが望ましく、それがSEOのノウハウや人員リソースなどの不足により難しい場合も、丸投げするのではなく「自社が持つ、事業にまつわる知見」と「外注先が持つSEOの知見」を効果的に融合させられる形で協業できる業者を探すのがよいでしょう

トップページ・サービスページを最適化する

SEOの中でどのキーワードをどのページで狙うかはケースバイケースで、上述の記事型のページで取るものもあれば、トップページやサービスページなどの固定的なページで取るものもあります。

このこと自体は中小企業でも大手企業でも同様ですが、どちらかというと中小企業の方が、トップページやサービスページで狙う主要キーワードが存在する可能性が高いように思います。

例えば商圏があるビジネスであれば「サービスカテゴリ×地名」(「工務店 横浜」など)がメインのキーワードになりますが、このようなものはトップページで対策することが基本です。

トップページなどの固定的なページは記事型のページと比べて、後から内容をガラッと変えるハードルが高くなるので、最初の段階でSEO観点からの設計・最適化が特に重要になります。

SEO上のマイナス評価を発生させない土台を作る

ホームページの実装には様々な要素があり、たとえ目には見えない部分であっても、実はSEO上の悪影響が及んでしまうような作りもあり得ます。

土台の部分でマイナス評価が発生してしまうと、いかにコンテンツの質が高くてもポテンシャル分の評価を得られず、本来期待できたはずの順位よりも下がってしまう危険性が高いです。

特にホームページ全体に影響する要素は各ページの評価に影響するため、そういった問題を回避するために適切な土台を実装すべきです。

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