SEOのキーワード難易度を分析する手順【ツールも紹介】

著者:牧野健人

SEOではキーワードの難易度を的確に分析・評価することが非常に重要です。

なぜなら、サイトの地力に見合わない難易度のキーワードを選定してしまうと、たとえコンテンツの質が高くとも上位表示できない可能性があるからです。

本コラムでは、キーワードの難易度を判定する具体的な5つの手順を解説します。

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牧野健人

記事の著者牧野健人

株式会社リラクス 代表取締役。CRO・SEOを専門とし、デザイン・実装のスキルも活かしながら、クライアントの成果向上のための取組に尽力。
慶應義塾大学卒業後、行政機関を経て、デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて運用型広告のクリエイティブプランニングに従事。2019年にリラクスを創業。

お問い合わせはフォームよりお願いいたします。

SEOのキーワード難易度を分析する手順

SEOのキーワードの難易度は下記の5つのステップで判定するのがおすすめです。

以下でそれぞれ解説します。

上位ページのドメイン評価を確認する

まずはそのキーワードで上位を獲得しているサイト群のドメイン評価を確認します。

ドメイン評価は主に被リンクの質・量で計算される値で、いくつかのSEOツールで確認することができます(指標の名称はツールにより異なります)。

第三者ツールによる算出なので、もちろんGoogleからの実際の評価と完全に一致する保証はありませんが、概要を瞬時に把握する上では非常に有用な指標です。

ドメイン評価を確認できる主なツールとしては下記が挙げられます。

seolookは当社が運営するSEOツールです。その他の3つはすべて外資系のツールで世界的に使われているメジャーなものですが、特にAhrefsのDomain Rating(DR)は参照されることが多い指標です。

筆者の経験に基づく肌感覚にはなりますが、AhrefsのDRの基準はおおよそ下記の通りと言えるでしょう。

0 ~ 2020 ~ 4040 ~ 6060以上
ドメイン評価は高くなく、高難易度のキーワードは狙いづらい。標準的なドメイン評価で、高難易度のキーワードはまだハードルが高いものの、戦略的にSEOを実施することで一定のテーマでは上位を狙える可能性がある。ドメイン評価は高めで、高難易度のキーワードにも立ち向かう土台がある。ドメイン評価が非常に高く、有名企業によるサイトなどが中心。
高難易度のキーワードもためらいなく狙っていける。

これを参考に、上位サイトのドメイン評価を確認しましょう。

ページを目視した段階では「そこまで力を入れて運営されているサイトには見えないな」という印象を持ったとしても、実はサイトの運営歴が長くかなりの被リンクを積み重ねているようなケースも考えられるため、データを参照することが大切です。

なお、Ahrefsは月額数万円程する比較的高価なツールなので、できるだけ費用を抑えながら分析したい方は当社が運営するseolookがおすすめです。→ seolookの詳細

上位ページの執筆者・サイトの運営者を確認する

上位のページにアクセスし、そのページの執筆者とサイトの運営者を確認します。

例えば本コラムであれば、執筆者はWebコンサルタントの牧野健人で、サイトの運営者はSEOやWebサイト改善を専門とする株式会社リラクスです。

なぜこれを確認するかというと、ページの執筆者やサイトの運営者はそのコンテンツがどれくらい信頼できるかを測る一つの根拠としてGoogleに重視されているからです。

例えば業界で著名な評判の高い方や、そのテーマを解説するにふさわしい公的資格の保有者などが執筆していれば、それだけ信頼性が高くなり、ひいては高順位がつきやすくなります。

また、サイトの運営者が有名企業であったり、上場しているなど権威性を持っている場合も、同様に信頼性の評価が高くなりやすいです。

これらは前述のドメイン評価と相関性があり、信頼性の高い運営者によるサイトはおのずとドメイン評価も高くなる傾向があります。

ただし、たとえば「上場企業が新規のドメインで作成したばかりのサイト」などであれば、運営者の信頼性は高いがドメイン評価はまだ低いという状況もあり得ます。

上位ページのコンテンツの品質を確認する

前述の2つのポイントは土台に関するお話しでしたが、もちろんページコンテンツそのものがどれくらい高品質かも非常に重要な点です。

これは定量的に評価することが難しいですが、下記のような観点を持ちながら実際にコンテンツをすべて読むことをおすすめします。

その上で、既存の上位ページを上回る品質のコンテンツを作成できるかを自問してみましょう

上位ページがサイト全体でそのテーマをどの程度体系的にカバーしているかを確認する

検索順位にはページ単位だけでなくサイト全体の状況も大きく影響します。

前述のドメイン評価やサイトの運営者などはまさに全体に関するポイントでしたが、コンテンツ面でもサイト全体を見て評価すべき点があります。

それは、そのサイトがテーマ全体をどれくらいの体系性・充実度でカバーしているかです。

例えば下記の2つのサイトがあったとします。

  1. リスティング広告がメインのサイトで、SEOのコンテンツは数ページのみ
  2. SEOがメインのサイトで、SEOについて網羅的に解説されている

もしあなたがSEOについての情報収集をしたい場合、より見たいサイトはおそらく2の方ではないでしょうか。

もちろん、1の方がSEOに関するコンテンツの品質が高い場合はその限りではありませんが、もしそうではなく上記以外の条件が同じ水準なら多くの方は2を見たいと感じるはずです。

それは、2の方がSEOのサイトとしての専門性が高い点と、サイトの中でSEOに関する他の情報収集も一貫しておこなえる点が理由だと考えられます。

つまりテーマ全体をしっかりカバーしているサイトの方が、閲覧者にとってよりよりユーザー体験を提供できる可能性が高いのです。

そして、ユーザー体験に影響する重要な点であるからこそ、Googleが順位を決定する際にも要因の1つになると考えられます。

したがって、キーワードの競合性を評価する際も、上位ページのサイト全体を見て、そのキーワードが属しているテーマ全体をどれくらいカバーしているかチェックするようにしましょう。

上位ページの被リンク状況を確認する

被リンクは、サイト全体でどれくらい獲得できているかに加えて、個別のページ単位での獲得状況も評価に影響します。

そのため、上位ページが質の高いリンクを多く獲得していれば、その分そのキーワードの難易度は高くなりやすいです。

ページ単位での被リンクは前述のドメイン評価と同様にAhrefsなどのツールで確認することができます。

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当社リラクスはSEOやコンバージョン率改善を専門とするWebコンサルティング会社です。

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