エックスサーバーの法人向けサービスである「エックスサーバービジネス」をご検討されている方に向けて、通常のエックスサーバーとの違いや評判について解説します。
この記事を読むことで、エックスサーバービジネスと通常のエックスサーバーのどちらを選べばよいかわかるようになります。
- エックスサーバービジネスならではサービス
- 代行サービスを無料で受けられる
専用サーバーのプランがある
権限設定ができる
セコムのセキュリティ診断がある - 通常のエックスサーバーとどちらを選ぶべきか
- 代行サービスや専用サーバーを利用したい方はエックスサーバービジネス、そうでなければ法人でも通常のエックスサーバーも選択肢に入る
目次
エックスサーバービジネスと通常のエックスサーバーの違い
通常のエックスサーバーとは異なるエックスサーバービジネスならではサービスは下記の通りです。
- 代行サービスを無料で受けられる
- 専用サーバーのプランがある
- 権限設定ができる
- セコムのセキュリティ診断がある
以下でそれぞれ解説します。
代行サービスを無料で受けられる
エックスサーバービジネスでは、サーバー移転や各種の設定を無料で代行してもらうことができます。
具体的な代行内容は下記の通りです。(出典:設定代行サービス | 法人向けレンタルサーバー【エックスサーバービジネス】)
- サーバー移転
- CMSインストール
- メールアドレス作成
- 独自ドメイン設定
- サブドメイン設定
- サーバーのデータ削除
- その他サーバーパネルの操作代行
代行回数はB10プランだと月に3回、それ以外だと月に5回です。導入時に別のサーバーからエックスサーバービジネスに移転する作業は別建てで、こちらも初回は無料です。
リストの最後に「その他サーバーパネルの操作代行」とあることからわかる通り、基本的にサーバーの設定で何か作業が必要になったら代行してもらえる状態をイメージして差し支えないでしょう。
また、回数も月3 or 5回と多いので、上限を意識する場面もほぼ無いと思います。
つまり、無料でほぼあらゆるサーバーの設定を代行してもらえるプランというイメージです。
通常のエックスサーバーでも、別途料金を支払えば代行サービスを受けることができます。
専用サーバーのプランがある
通常のエックスサーバーは上位のプランでも共有サーバーです。
共有サーバーとは複数のユーザーで同じサーバーを共有する方式を指します。その分利用料は安いですが、サーバーを共有している他のユーザーの利用状況に影響を受けるというデメリットもあります。(例えば他のユーザーのサイトにバズが発生したことで、こちらのサイトも繋がりづらくなってしまうなど)
それに対して、エックスサーバービジネスには専用サーバーのプランがあります。
専用サーバーであれば、1つのサーバーを丸ごと文字通り自社専用のものとして利用できますので、安定性が高くなります。
共用サーバー | 専用サーバー | |
料金 | 安い | 高い |
安定性 | 基本的に安定しているが、他のアカウントの影響を受ける場合も | 高い |
法人としてWebサイトやWebサービスを公開する以上、安定性はできるだけ高いレベルで担保したいところです。
そのようなニーズがある場合は、エックスサーバービジネスが選択肢に入るでしょう。
権限設定ができる
法人としてサーバーを利用する場合、関係する人の数が多くなる傾向があります。
例えば社内だけで考えても、サーバーについての全てを扱う担当者もいれば、サイト関連の部分のみを扱う担当者もいるような場合もあるでしょう。
また、外部の業者に一部の権限を渡したいような場面も考えられます。
このような時、エックスサーバービジネスならユーザーごとに3種類の権限を設定することができます。
- 管理者
- サーバーパネルの全ての機能
- サイト管理者
- サーバーパネルの「ホームページ」・「データベース」など、サイト運用に関する機能
- メール管理者
- サーバーパネルの「メール」関連の機能
セコムのセキュリティ診断がある
エックスサーバービジネスにはセコムによるセキュリティ診断サービスが含まれており、定期的にセキュリティチェックを受けることができます。
通常のエックスサーバーとどちらを選ぶべき?
ここまで見てきたように、エックスサーバービジネスには通常のエックスサーバーに無いサービスや機能が備わっています。
どれも法人としてサーバーを利用する上では魅力的な内容で、これらが実際にお持ちのニーズに合う場合はエックスサーバービジネスを導入するのがよいと思います。
ただ、逆に言えばその他の部分は基本的に通常のエックスサーバーも同じ条件です。
例えば公式サイトでアピールされているnginxやSSD RAID10、Xアクセラレータなどのサーバースペックに関する部分は、通常のエックスサーバーにも備わっています。
また、メール・電話によるサポートや自動バックアップ、Webフォントなども同様です。
それだけ通常のエックスサーバーのサービスが充実しているとも言えます。
そのため、専用サーバーが必須条件になっているなどでなければ、法人であっても通常のエックスサーバーで問題無いケースもあるでしょう。
通常のエックスサーバーについては以下の記事で実際の利用者へのインタビューなどを含め詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
エックスサーバービジネスの料金プラン
エックスサーバービジネスでは下記の5つのプランを提供されています。(出典:法人・企業様のニーズに特化したレンタルサーバー【エックスサーバービジネス】)
B10~B30が共有サーバー、エントリーとハイエンドが専用サーバーです。
プラン名 | B10 | B20 | B30 | エントリー | ハイエンド |
サーバーの種類 | 共有サーバー | 共有サーバー | 共有サーバー | 専用サーバー | 専用サーバー |
月額(税抜) | 3,420円~ | 6,840円~ | 10,260円~ | 27,000円~ | 72,000円~ |
容量 | SSD 200GB | SSD 300GB | SSD 400GB | SSD 500GB | SSD 1TB |
各種設定の無料代行 | 3回/月 | 5回/月 | 5回/月 | 5回/月 | 5回/月 |
エックスサーバービジネスの評判・口コミ
SNSで見られるエックスサーバービジネスについての評判・口コミをご紹介します。
これらから、速度や代行サービス、権限設定などが魅力として捉えられていることがわかります。
エックスサーバービジネス速いな。
— GONSY@ゴトウシンゴ (@digitalix45) December 12, 2020
エックスサーバービジネス。メインだけでもこちらに移転するのはアリかなと考えています。
— Ryota@パラレルワーカー(パラレルロード) (@Blue_Rat_Web) September 9, 2018
移転等も全てお任せなのはありがたい。https://t.co/6f7Nadminc
シックスコアからエックスサーバービジネスに移行しているのだけど、エックスサーバービジネスの快適なこと!
— 川井昌彦(さくらぎけい) (@sakuragi_kei) September 2, 2020
社内で使うには、これいいかも。
— スイッチ (@hamonaraki) February 13, 2020
『エックスサーバービジネス』担当者の業務内容に応じた権限設定が可能!「管理者ユーザー設定」機能の提供開始のお知らせ | レンタルサーバー【エックスサーバー】 https://t.co/eeDREQtAtX
エックスサーバービジネスと通常サーバーの違い:まとめ
エックスサーバービジネスと通常サーバーの違いについて解説しました。
内容を振り返ると下記の通りです。
- エックスサーバービジネスならではサービス
- 代行サービスを無料で受けられる
専用サーバーのプランがある
権限設定ができる
セコムのセキュリティ診断がある - 通常のエックスサーバーとどちらを選ぶべきか
- 代行サービスや専用サーバーを利用したい方はエックスサーバービジネス、そうでなければ法人でも通常のエックスサーバーも選択肢に入る
また、下記の記事では法人向けを含むおすすめのレンタルサーバーを比較しています。
自分に合うサーバーを詳しく検討したい方はぜひこちらの記事もご覧ください。